2019年9月アーカイブ

 今回は、「夏バテ回復と乾燥する秋に向けた薬膳料理」に、

 和漢食材をたっぷり使ったZEN ROOMの薬膳料理と、

 添加物を極力使わず造られた、生産者の思いの詰まった自然派ワインとの

 コラボレーションです。

 身体が喜ぶ組合せを楽しんで頂けると幸いです。

 さて、927日の自然派ワインと薬膳料理を紹介いたします。



 まずは、今回イベントで薬膳料理とのマリアージュを考えてくれた

 長沼あゆさんのご紹介をさせていただきます。



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 長沼 あゆ

 1984 千葉県生まれ


 接客が好きで、カフェ・高級料亭・フランス料理店・スペイン料理店等で働くなか、

 ナチュラルワインに魅了される。

 ソムリエの資格を取得後、渡仏。

 フランス・ブルゴーニュの専門学校で醸造と栽培を学び、

 ブルゴーニュやアルザスのワイナリーで研鑽を積む。

 帰国後、東京・白金 私厨房勇(2019 ミシュラン一つ星獲得)でソムリエとして活躍。

 現在はフリーランスで活動中。

 「ビオ」「自然派」「クラシック」等のカテゴリーにとらわれず、

 丁寧に造られた、生きたワインを提供している。


 JSA認定ソムリエ

 CPA認定チーズプロフェッショナル


 Facebook

 https://www.facebook.com/ayu.naganuma


 Instagram:

 https//www.instagram.com/ayu_vinvivant


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 ソムリエ   長沼 あゆさんからワインを紹介していただきます。


 27日のワインのテーマはリーズナブルだけど高品質な

 ヨーロッパ各地のワインたちです。


 まずは、自然派ワインについて



 自然派、ビオ、オーガニック、有機農法...

 身体に優しく安全で、その上美味しければ最高ですよね。

 でも、ワインとなると、よく分からない...何を選べばいいの?

 という疑問を持たれる方は多いと思います。


 私の中で「自然派ワイン」の定義は、「ぶどうの持つ生命力で出来上がったもの」。

 畑で農薬や除草剤などを使わずオーガニック(有機農法)のぶどうを栽培しても、

 醸造段階で補酸や補糖、酸化防止剤などを使いまくっては意味がありません。

 その逆も同じです。 

 添加物のおかげで品質の安定したワインが作れるようになったことは

 素晴らしいですが、それだけに頼りすぎたり使いすぎたりすると、

 ぶどうの本来持っている力を殺すことになってしまいます。

 大事なのは、どんな生産者さんがどんな哲学を持ってワイン造りを

 しているんだろう?ということです。


 化学的なものを否定するつもりは全くありませんが、

 生きた味わいのワインやその生産者に出会えると、私はすごく嬉しくなります。

 その気持ちを、皆さまと共有できたらと思っております。


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 ここからは、薬膳料理について説明をさせていただきます。


 ■薬膳とは

 薬膳は、臓腑の働きに合わせて、食材と生薬を用いて、体のバランスを整え、 

 健康を守る料理です。

 薬膳の考え方は、3000年も前から中国から伝わる中国伝統医学にに基づいています。

 中国伝統医学は、日本にわたり発展し漢方医学や東洋医学と言われています。

 薬膳学は、漢方医学の理論に基づき、食材や生薬を用いて健康増進・病気の予防・治療・

 回復などを目指す学問です。


 ■現代栄養学と薬膳の考え方の違いとは

 現代栄養学では、カロリーや炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの

 栄養成分を中心に、健康維持や病気改善のための食事療法を行っています。

 


 生姜を例に例えますと現代栄養学では、カリウム・ビタミンB1が多いと表現して、

 薬膳(本草学)では、温める作用の強い食べ物で、風邪、嘔吐、冷え性の特効薬であると

 表現します。


 <秋に気をつける事>

 ①「燥邪(そうじゃ)」を防ぐ

 ②「肺」の働きを高める

 ③気を補う


 高温多湿の夏から、空気が乾燥する秋に季節が変わります。

 漢方では、体に悪影響を及ぼす空気の乾燥のことを「燥邪(そうじゃ)」と呼んでいます。

 また、秋口は、朝晩の冷え込みや、暑い日があると思えば急に冷え込む日もあるため、

 気温変化にともなう体調のトラブルを起こしやすい季節です。

 夏の疲れを癒しながら、「燥邪」を防ぎ、冷え込みから身を守りましょう!



 <夏バテ回復と乾燥する秋に向けた薬膳料理> 

 ■いろいろナッツと薬膳ドライ食材盛合せ

 ・クコの実-強壮効果があり、虚労、視力減退・抗老化。津液を補い潤いを保つ・

 肺の機能を高めます。ミネラル、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、リノレン酸、

 アミノ酸、鉄分が豊富です。

 ・山査子糖-消化不良、慢性下痢、血圧降下にも良いと言われています。

 ・松の実-肌の潤いに欠かせない食材。津液を補い潤いを保つ・肺の機能を高めます。

 オレイン酸、p-リノレン酸を多く含み、脂のバランスを調えます。ビタミンEも豊富です。



 ■乾燥から身を守る白木耳・元気の気を補う蓮の実・血を補う金針菜の白和え

 ・松の実-肌の潤いに欠かせない食材。津液を補い潤いを保つ・肺の機能を高めます。

 オレイン酸、p-リノレン酸を多く含み、脂のバランスを調えます。ビタミンEも豊富です。



 ・白木耳-津液を補い潤いを保つち肺の機能を高めます。ビタミン、ミネラルが豊富に

 含まれていて低カロリー。ダイエットと美容をサポートします。


 ・金針菜-造血作用にすぐれ、貧血気味の方によいと言われる食材です。


 ■免疫アップきのこのマリネ

 ・夏草花-皇帝しか食せなかったと言われる貴重な冬虫夏草の仲間です。



 ■十品目の彩り薬膳サラダ~ZEN ROOM自家製トマトと生姜のドレッシング~

 ・生姜-秋食材で、肺の機能を高めます。カラダを温めてくれます。

 ・トマト-消化を助けて、胃を丈夫にします。生活習慣病の予防に!

 熱を冷まして潤いを与えます。

 ・白きくらげ-秋食材で、津液を補い潤いを保つ・肺の機能を高めます。

 ビタミン、ミネラルが豊富。


 ■体の水分バランスを整えるハトムギと元気の気を補う蓮の実のリゾット 

 ・ハトムギ(薏苡仁)-美容の生薬の代名詞の食材です。肌荒れに改善、利尿作用に優れています。

 ・蓮の実-鎮静・滋養強壮・補脾腎・養心効果があると言われている。


 ■ZEN ROOMおうちで和漢シリーズ「カラダを軽く火鍋スープ」の薬膳スープ

 ・18種類の生薬と国産烏骨鶏・にぼし・干ししいたけ・昆布などの沢山の食材で

 煮込んで作った火鍋スープは、気・血・水分の巡りを良くしてカラダをあたためます。

 デトックス効果も。


 ■体を温めるネギ・しそ・生姜ソース 鶏肉を使ったメイン

 ・鶏肉~脾の働きを高めます。

 ・ネギ-体を温めて、消化を促進します。

 ・生姜-体を温めて巡りをよくします。食欲増進。胃を丈夫にします。



 ■潤いの与える豆乳ソース ホタテを使ったメイン

 ・ホタテ-滋養強壮。疲れを癒す食材。

 ・豆乳-津液を補い潤いを与えます。



 ■はちみつとジャスミン茶のゼリー

 ・ジャスミン茶-気の巡りをよくしてリラックス効果があると言われています。

 ・クコ-強壮効果があり、虚労、視力減退・抗老化。津液を補い潤いを保つ・

 肺の機能を高めます。ミネラル、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2

 リノレン酸、アミノ酸、鉄分が豊富です。


 ・白木耳-津液を補い潤いを保つち肺の機能を高めます。ビタミン、

 ミネラルが豊富に含まれていて低カロリー。ダイエットと美容をサポートします。



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冬に向けての薬膳  

元気に秋を過ごし、疲労しやすい冬に備えるために、
疲労回復のお粥を作ります。

日時:10月29日(火)14:30~16:00  
場所:ZEN ROOM 
料金:3,500円 
人数:18名程先着順にて締め切らせていただきます。  
最低参加人数の10名に達しない場合は、 開催を見合わせさせていただきます。 
※キャンセルポリシー  
10月22日(火)からのキャンセルは、参加費に対して100%頂戴いたします。 ご了承くださいませ。

<申し込み方法>

①簡単決済Peatix(ピーティックス)からお申し込み
https://peatix.com/event/1322272/view


②店舗にてお支払い。

電話での予約は受け付けておりませんので、ご了承くださいませ。

<薬膳料理> 
・薬膳茶 
・薬膳料理1食分

<こんな方に>  
・薬膳料理教室は、お一人でも気軽に参加できます。 
・薬膳料理を気軽に食べてみたいという方。 
・いつも作る家庭のごはんに、薬膳の知識を取り入れたい。  
・自然の和漢食材を使っていきいきと過ごしたい。  
・和漢食材の使い方を知りたい。


薬膳料理は、毎月変わります。

10月29日 薬膳料理教室.jpg

 東京・自由が丘
 日々の薬膳料理でインナーエステ